疲れやすい子ども。副腎疲労が原因?しつこい疲れは食事で解決!実際の生活と比較してみた。

副腎疲労が原因

副腎疲労?
最近子供が疲れやすい。そんな時に購入した2冊が偶然にも同じ作者だったお話からです。

この本を購入したきっかけは、子供が最近、すぐ疲れたーと負の言葉を言うようになり、目覚めもよくないことが続き、何かしらプラスになる情報を探していました。
自粛生活も影響していたのかなとおもいながら、子どもの疲れる原因が気になり、そんな時に出逢った本がこの2冊です。ネットで購入しましたので題名にそそられ、作者までよく確認せず購入ボタン。送られてきた時もまだまだきずかず。
そして本文を読んでいるうちに似たようなニュアンスがあり、あれ?と思い著者をみると同じ方だっという偶然。著者の伝えたいことがブレてないということですね。

その本は
1冊目、●子どもの「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった
2冊目、●しつこい疲れは食事で解決!

2冊とも同じ著者で日本初の副腎疲労外来を開かれたご夫婦の方々でした。

私は本を読んでいて気になるところに付箋をはったりします。何度か見返すために。
今回は読んでいて特に気になったところ、また読み返したいところが沢山あり付箋だらけでした。その中から印象的に残った部分を何点か書き残します。レビュー感覚です。
まだまだ沢山の内容ですが、この本が気になっている方がいらしゃっいましたら一部でも参考になればと思います。もっと勉強したい人は実際にお手にとっていただくのも良いかもしれません。

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子供の「言っても直らない」は副腎疲労が原因だった(1冊目)

最近よく耳にするようになった副腎疲労。実際に身近に副腎疲労を体験されていらっしゃる筆者でしたので、本書にも信頼性がありました。
食べ物や生活習慣を変えるだけで、子どもは大きく変わる! 
その本をめくると、チェックリストがあり、あてはまることが多くますます興味がわきます。
例を挙げると、「朝、起きられない」「何事も面倒くさがり、やる気がない」「テストでケアレスミスや字の書き間違が多い」「腹痛や頭痛を訴えるが検査しても異常なし」「集中力がつつかずボーッとしていることが多い」「こわがりで不安になりやすい」「アレルギー体質」「夜尿」などなど。

★「副腎疲労」と「のどの炎症」の意外な関係として、副腎疲労の原因の一つとして「上咽頭炎」をあげられています。上咽頭は、鼻の奥、ちょうど鼻と喉の間位にあるそうで、ここが慢性的な炎症をおこしている子供が増えているそうです。我が子も鼻ずまりの症状などあるなとついつい比べてしまいます。

★日本人はとくにビタミンDが不足しているそうです。“ビタミンDは太陽の紫外線を浴びることでも生成されます”と。以前何かの健康番組で聴いたことを思い出し、自粛生活が続いた事でひきこもりがちになった事が心身にもやはり影響してきたのかなとおもいました。ビタミンD不足はアレルギーのお子さんにも多い事がわかっているそうです

★「足が痛い」のは、脳にシュウ酸がたまっているサインかも!?という項目。子どもが足が痛いと訴える時「背が伸びてるよ」ってごまかしてきた事もあるので反省。
おなかのカビが作り出したシュウ酸が悪さをしている事が多いとか。
成長期は、亜鉛をたくさん消費するとか。
心が弱いせいではなく「亜鉛不足だった」。甘いもののとりすぎで不安体質に。
カビ毒(マイコトキシン)は体はもちろん脳にも悪影響をもたらす毒素の代表格とも、、、

★自分に知識が全くなかった内容として本書では不安になりやすい子は「原始反射」が原因になっていることもあるそうです。原始反射の種類やそれをとる体操なども掲載されていて、最近では「原始反射をとるトレーニング」を行っている施設や指導者も増えているようす。この分野は読んでいて新たな発見でした。自宅でできる体操も子供に試してみようと思いました。

★あとよかれと思ってトマトを毎日の様に子供にたべさせていました。鼻水は通年。あと体がかゆいと言っていた時期もが多かった我が子。
本書ではヒスタミンを多く含む食べ物を食べると、かゆみが出てしまう子がいると述べられ、その一つとしてトマトをあげられていました。他にもよくいただく食品等ありました。
でもそういった食材も完全に否定されてるわけではなく注意が必要とのことです。
鮮度のひくい魚なども✕。
トマトは、よく抗炎症食材といって体に良いときいていましたが、確かに体に良くても、それが体に合う子と合わない子がいるっていう事を頭に入れておきたいものです。個人個人の体が元気になる食材の見極めは大切ですね。

頭痛や腹痛もヒスタミン作用のアレルギー症状で起きることがあるというお話も。

菓子パンやお菓子に含まれる「カビ毒」が脳に悪影響。
夜尿もカビ毒が原因になっている事が多いとのことです。
どこかで夜尿とは、おもらしだけでなく夜中トイレにおきてしまう事もさすという事をきいた事があります。朝まで一度もトイレにいかなくなった事が夜尿が治ったサインだと。なので、前から急に毎晩の様に夜、トイレにいくようになった子供が夜尿症ではないかと思ったり。しかし、うちの場合は自粛中に緑茶を飲むようになり、それを夕食と一緒にとっていたのでそれも原因だと思います。体によかれと思って飲ませていた緑茶もカフェインですし、カフェインは体も冷やしますし、徐々に夜は量を減らしているこの頃です。飲ませなかった日は朝までいかなった日もありますし、飲ませた日にもいかなかった日もあり、緑茶だけの問題ではないのかなと。

★お腹の調子を整えたいとき、まず親にできることは、いいものを「入れること」より、悪いものを
「入れない」ことを乳酸菌やオリゴ糖を例に述べられています。

★魚を食べるなら大型魚より「まな板にのるサイズの魚」が無難ともおっしゃています。

★油についても近年ではよくとりあげられていますが、本書でも脳の炎症をとるために「よい油」をとる、オメガ3系の不飽和脂肪酸の種類が紹介されています。あと逆に子供に食べさせてはいけない油の代表マーガリン、ショートニング、揚げ物の油等のトランス脂肪酸のお話し。

★「葉酸」で頭スッキリ!の項。葉酸は妊娠初期にとても必要な栄養素だと認識していましたが、妊婦さんだけでなく、子供はもちろん、すべての人に必要で神経の発生や成長には欠かせない栄養素だということです。

★お通じは一日一回で普通、健康な人は一日二回が目安、アスリートの方はもっとあるそうです。
水分と睡眠の大切さを改めて感じました。

しつこい疲れは食事で解決!~副腎疲労外来が教えていること~(2冊目)

またも興味深い題名です。これは子どもに限らず、全世代に向けて書かれています。
ここでもまたチェックリストがありました。今度はしつこ疲れチェック!です。
朝起きるのがつらい。甘いものを食べると急に元気になるが、その後強い倦怠感に襲われる。熟睡できず、朝に目が覚めても疲れがととれない。アレルギー症状が悪化した。むくみやすい。などなど他多々ありました。

前作に続き気になった項目をいくつか書き留めておきます。
★前回も出てきたマイコトキシンというカビ毒素。このカビ毒素をストレスとして認識するタイプの人もいるそうです。実際クリニックに通われていた患者さんでずっと使っていた古い洗濯機を買い替えただけですっかり調子がくなられた方もいらっしゃったそうです。

★アレルギーの一種である花粉症をはじめとした、治療にステロイドを使う病気のほとんどが、副腎疲労が関わっているといわれているとも書かれています。

★副腎疲労を抱えている人たちは、いわゆる「健康オタク」になりがちだとのことです。
本書を手に取って読んでいる事自体「健康オタク」だとも思いましたが。
やはり、良い健康法があったとしてもその人に向いてる向いてないかが大切だということです。

★自宅でサラダを作ると野菜を切ったあとに何時間も冷蔵庫で冷やしていたら色が悪くなってしまう、しかしコンビニのサラダは一日たってもキレイな色で歯ごたえもシャキシャキ、これは発色と長持ちの為、薬品につけているからできることでビタミンCをはじめとした栄養は洗い流されてしまう、、、ということを例に食品添加物についてものべられています。

★たんぱく質を減らすと全身に負担がかかるお話

★おすすめの生姜焼きとスープ。

★副腎が疲れている人たちには、減塩がかえってマイナスとなる事があるお話。

★添加物は肝臓で代謝され解毒されるが現代ではストレスにより肝臓が疲れている人が多く、肝臓で解毒できなかった毒素は体内で炎症の原因となり副腎をより疲れさせるお話

★養殖の魚は、水槽の中で病気を防ぐ為に、抗生物質や抗菌剤が使用されているケースがあるお話。

★コーンシロップ、ぶどう糖果糖液糖などは血糖値を急激に上昇させるお話

★解毒を助ける薬味を食事に取り入れるお話
イオウ化合物には解毒成分が沢山ふくまれているそうで、イオウ化合物の種類や多く含まれる食品などが紹介されていました。

★前作でもきになった項目ですが、ヒスタミン含有量の多い食品を控えるお話

★旬の食材を食べることの大切さ。

★副腎疲労の患者さんはほぼ100%の方が腸に問題を抱えていらっしゃるというお話

★リーキーガットについても述べられています。

★自分に合うもの合わないものの見つけ方として、食事日記をつける事をすすめられています。
この食事日記、私もつけていますが、子供に関して、気持ちの問題、偶然もあるとは思いますが
個人的にサラダでキャベツにブロッコリーをプラスした翌日は鼻炎が和らいでいる気がします。
逆にキャベツにキュウリをプラスした翌日は鼻炎が目立つ気がします。
ビタミンACEと言われている最強野菜のブロッコリー(ビタミンA、C、E含む)は我が子にはあっているようです。風邪気味だった日にブロッコリーを食べさせてぐっすり睡眠をとらせると翌日元気になる事もありました。食事日記はこれからもつづけようと思います。

★実際に著者の方の冷蔵庫の食材や調味料も参考になりました。
その一部ですが、リーキーガットをのべられているのでやはり、小麦粉はなく米粉でした。
油はオリーブオイルでした。

最初にも述べましたが、個人的に印象に残った部分をピックアップしました。興味のある方は実際お手にとり、家庭の一冊に加え、じっくり勉強されてはいかがでしょうか。

※毎回ですが、その本を詳しくじっくり読んでいくと、いろんな考え方の方がいらっしゃいます。それが正しい正しくない、自分に合うか合わない、実行できる、実行できるわけない、また自分がそれを実行して元気になっていくか、そうではないか、、、、。様々です。
日々、色んな人の意見に耳を傾けながら知識を増やし、少しずつでも自分や子供達に会った食事、健康法を見つけていきたいなと思います。食の力を信じて進んでいきたいです。