『トレーサビリティ』
食生活アドバイザー対策に必ず出てくる重要用語です。
我が家では進研ゼミを活用し、時間のある時は一緒に学ぶ様にしています。
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今回のお題は「社会で、消費者が安心して食料を、選べるための取り組み」とは。
その一部に『トレーサビリティ』があります。
小学5年生の問題です。
時代は変化、教科書も進化し、小学5年生は今、こんな社会科勉強しています。(2020年現在)
食生活アドバイザー2級テキストでは、『トレーサビリティ』とはトレース(追跡)とアビリティ(可能)を組み合わせた造語である。とならいました。
正確には
『生産流通履歴情報把握システム』生産と流通の履歴をインターネットで検索できるシステムのこと。
ゼミでは、そこまで詳しくは説明されていませんでしたが、
小学生トレーサビリティの説明としては、最近良く目にする二次元バーコードが写真ででてきてわかりやすくなっていました。それを読み込むことで、流通などの段階でその食料がどこで生産、加工されたかなどの記録を保管し、その情報を追跡できるしくみ。だと。例としてトマトの袋に二次元バーコードがついていて、それはトレーサビリティ可能な野菜とされていました→よって消費者は安心して食料を選べる!
食生活アドバイザーの試験となるとこれに加えて
『牛肉トレーサビリティ法』牛の個別識別のための情報管理及び伝達に関する特別措置法。日本では2003年より本格導入されています。
日本で生まれた牛ならびに国産牛の場合は、10桁の個別識別番号(←これが重要!筆記試験にでました!)を付けて、食肉になるまで、その番号を伝達することを義務づけた法律である!と。
外にも『米トレーサビリティ法』これは2010年より導入。年を重ねるごとに情報量内容が細かく義務付けられていきます。
もともとトレーサビリティは工業製品等の履歴追跡システムとしてISO9001に定義つけられていた様ですが食の安全性について生産者の顔が見えるよう食品についても導入されるようになったようです。
小学5年生は他にも、栽培方法を、表示した『有機JASマーク』など、農薬などをできるだけ使わず育てた食料などもならっているようです。これも食生活アドバイザーの食品学に関する知識で出題されます。
外国産の食料は国内産の食料より安いことが多い、また日本では、耕地面積が減っている等の理由で外国産の輸入が増えています。輸入が増えることにより食の安全性の問題、外国産の安い食料が売れることによって日本の食料生産がおとろえる問題が発生します。
そんな中で、小学生も消費者の一人として、消費者が安心して食料を選べるため、日本の食料生産をさかんにするための取り組みを一緒に考え、学んでいってほしいと思います。
