郷土料理を日本地図から学ぶ!100円ショップのポスターが大活躍!

日本の郷土料理

今回のお風呂ポスターは、100円ショップで購入できる【日本地図おぼえちゃおう】ポスターです。このポスターは子供の入浴時間に都道府県を覚えてもらおう!が購入目的だったのですが、子供が、たまにポスターから問題だして~とかいうんですね、例えば「イチゴは何県?」「とちぎ!」「正解!」。「なしは?」「鳥取」「正解!」、、、なんて感じで。そこで、思いついたのが「日本の郷土料理もついでにおぼえちゃおう!」です。
食生活アドバイザーの試験でも食文化の項目で出題されます。2・3級共通範囲です。
公式テキストには大量の郷土料理名がびっしりとかかれている日本地図があります。
これを暗記するのは、かなり大変です。時間がたりません。量が多ぎます。なので、これは、お風呂の中ですすめていくことにしました。地図は100均で揃います。安売り王のスーパーにもありました。
購入できたらあとは、油性ペンで書き込んでいくだけ。
※書き込んで少し乾いてからお風呂に持ち込む事をすすめます。
そして湯船に浸かってる間はこれを眺めてなんとなーく、あの場所、この場所にあの食材と覚えていきます。
名前に馴染みのないものは、暗記するにも中々頭にはいらないものです。なので一体どんな料理なのかを調べて単語帳にかいたりもしました。料理の内容がなんとなくイメージできれば、食べてみたいとか美味しそうとか、味なんかも想像しやすくなり、以前よりその郷土料理に親近感がわき、覚えやすくなります。
私は都道府県を、まず地方ごとにわけながら、地理から覚えていきました。

この先は、公式本等をもとに郷土料理の細かい内容を私なりに調べたものです。。
「日本の郷土料理」と題した自由研究です。その地方出身者ではないので、完全なものではございません。味付け説明など不備があるかもしれません。
個人的な、学習ノートだとご理解いただける方、ご覧ください。

写真でより分かりやすい様に県の最後にその料理の商品リンクをはっています。
気になる商品がございましたら、のぞいてみてください。随時更新予定です。旅する気持ちで進めます。
店舗によって画像、商品内容、個数が異なる場合がございます。各リンク先でお確かめください。

スポンサーリンク

北海道地方

北海道地方の郷土料理です。
1.北海道
・石狩鍋(鮭、味噌仕立て)
・いかめし
・松前漬け(かずのこ、スルメ、昆布を醤油で漬け込む)
・ジンギスカン鍋(羊肉を用いた日本の焼肉)
・三平汁(サケ、タラ、ニシンなど、塩漬けされた魚と根菜の入った汁。魚の塩味)

東北地方

東北地方(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)の郷土料理です。
2.青森県
・りんごなます
・ほやの水もの(ほや=海のパイナップルと呼ばれる、真っ赤でデコボコ)
・たらのざっぱ煮(タラを丸ごと一匹つかったもの。ぶつ切りにし、凍り豆腐、ねぎいれる。味付けは酒、塩、みそ)(“じゃっぱ”ともいう→魚のアラを用いた青森の郷土料理)

3.岩手県

・わんこそば(そばつゆをくぐらせた一口大のそばをお椀に入れ、それをたべ終わる度に、給仕が次々にそばを入れ続けお客様が満腹になったら椀の蓋をしめる)
・ほろほろ(ウコギの新芽をゆでてみじん切り、大根の味噌漬けをまぜ、ごはんにのせてたべる)
・鮭のもみじ漬け(鮭の身といくら(はらこ)が入った色鮮やかな料理、これを米麹、塩で混ぜ込み発酵させたもの。紅葉の季節の鮭でつくることが名前の由来)


4.宮城県
・腹子めし(醤油やみりんなど一緒に鮭を煮込んだご飯の上に鮭の身とイクラをのせる)
・ずんだ和え(ゆでた枝豆をすりつぶしたものをいう)
・笹かまぼこ

5.秋田県
・しょっつる(魚醤)(塩魚汁ともかく)
・きりたんぽ(つぶしたうるち米のご飯を杉の棒の先端から包むようにまきつけ焼き、そのたんぽ餅を棒から外してたべやすくきったもの。地鶏でとった出汁で野菜などと一緒に煮込んで作ったなべが、郷土料理きりたんぽ鍋)
・ハタハタ(スズキ目に属する一種。県魚。↑上記のしょっつるにも加工される)


6.山形県
・納豆汁
・粒々煮(白くて平たい豆「おかめささぎ」を使いふっくらと煮上げた正月のハレ食)
どんがら汁(タラ使用、どんがらとは、魚のアラのこと。)
・冷やし汁(出汁と味噌で味付けした冷たい汁)
・六条豆腐(豆腐を天日干しして乾燥させた保存食品)

7.福島県

・棒だらの煮物(真だらを、干物にした棒だら)
・他、公式テキストには福島→菊のり(食用の菊の花びらを蒸して干したもの)、ううめん(素麺の一種)など、掲載されていましたが、ううめん(うーめん)は、宮城県、菊のりは青森県との説もありました。

関東地方

関東地方(茨木、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)の郷土料理です。
8.茨城県
・あんこう鍋
・あんこうのとも酢(あんこうの白身やヒレの部分、胃袋等七つ道具といわれる部位をゆで、肝入りの酢みそをつけていただく)
・凍みこんの煮物(凍みこん=フリーズドライ加工したこんにゃく)

9.栃木県

・すみつかれ
(“しもつかれ”ともいう。節分でまいた残りの豆を使い、大根、人参、酒粕、塩鮭の頭、油あげなどでじっくり煮込む。大根、人参は、「鬼おろし」という道具で粗くすりおろす)
・かんぴょう煮しめ

10.群馬県

・こんにゃくの刺身
・鯉こく(長野県も)
・おきりこみ(幅広の生麺を旬の野菜やきのこなどと一緒に煮込んだ料理)

11.埼玉県

・芋かりんとう
・ネギの酢みそ

12.千葉県

・さんが焼き(なめろう【魚を、細かくたたきみそをあわせる】をアワビのカラに入れてやいたもの)
・くさりずし(新鮮な魚と炊いたごはんを混ぜこんだ保存食。)
・あわびの酒蒸し

13.東京都

・はぜ料理
・深川めし(アサリ、ハマグリ、アオヤギなどの貝類とネギ等の野菜を煮込んだもの)
・どじょうなべ
・さくらなべ(馬肉をすき焼きの様にしてたべる鍋料理のこと)
・もんじゃ焼き

14.神奈川県

・かまぼこ
・あじのたたき
・あじずし

中部地方

中部地方(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知)の郷土料理です。
15.新潟県
・のっぺい煮(「のっぺ」=とろみのついた和風おかず。とろみは片栗粉ではなく里芋によるもの。人参、ゴボウ、シイタケ等を薄いしょうゆの出汁でにたもの。全国各地にあるのっぺい汁とは違い新潟はのっぺい煮。)
・笹だんご(ヨモギ餅を笹の葉でくるみ、蒸してつくるお団子)
・わっぱめし
・越後雑煮(角餅、塩鮭、野菜など具だくさん)

16.富山県

・ほたるいかの酢みそ和え
・いかの墨作り(イカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせ熟成させたもので塩辛の一種)
・ますずし(わっぱと呼ばれる木製の容器に、笹の葉をしいて酢飯をつめ、塩漬で味付けした鱒をならべ笹の葉でくるみ蓋をした後にしっかりと押して作る押し寿司)

17.石川県

・かぶらずし(大根ずし)
・治武煮(鴨肉もしくは鶏肉をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁に醤油、砂糖、みりん、酒をあわせたもので、鴨肉、ふ、しいたけ、青菜をともに煮る)
・しいな(しその実を乾かしたもの)

18.福井県

ぼっかけ(アツアツのごはんに具だくさんの汁を、ぼっかけ「ぶっかけ」ていただくもの)
・浜焼き鯖
・かにすき

19.山梨県

・ほうとう(うどんより太めの麺をたっぷりの野菜畑と、一緒に煮込み味噌仕立てにした鍋料理)
・煮貝(アワビの煮貝)
・他、公式テキストには、豚肉のぶどう焼き

20.長野県

・五平餅(うるち米の飯にタレをつけ串焼きにしたもの)
・そば料理
・鯉こく(輪切りにした鯉を味噌汁で煮た味噌煮こみ料理)(群馬県も)
・おやき

21.岐阜県

・鮎ぞうすい
・くもじ(かぶ葉)(漬物のこと)
・みょうがもち(小麦粉を、主とする生地の中に空豆のあんを入れショウガの葉で包んだ和菓子)

22.静岡県

・しし鍋
・麦とろ・とろろめし
・わさびの茎の酢のもの
・うなぎ料理
・駿河茶めし(煮だしたお茶でたいたごはん)

23.愛知県

・きしめん
・鶏すき
・ふろふき大根(みやしげ大根)(宮重大根)

近畿地方

近畿地方(三重、滋賀、京都、大坂、兵庫、奈良、和歌山)の郷土料理です。
24.三重県
・てこねずし(ちらしずしの一種)
・お蠣汁
・貝料理

25.滋賀県

・ふなずし
・近江牛のすき焼き
・ますずし
・こんにゃくの刺身、田楽

26.京都府

・精進料理
・葛料理
・いも棒(海老芋と呼ばれる京都野菜と真たらを干した棒だらを時間をかけてゆっくりともどし一緒に長い時間をかけて炊き合わせたもの。
・豆腐田楽
・湯豆腐
・さばずし

27.大阪府

・ぬくずし(蒸しずしのことで、ちらしずしを蒸して温めた形のもの)
・昆布の煮もの
・ハモの皮の酢のもの
・ハモ丼
・かやく御飯
・うどん
・舟場汁(大阪の問屋街である船場で生まれた料理。魚類と野菜類を煮込んで作る具沢山の汁)
・たこ焼き

28.兵庫県

・にごみのおつゆ
・くじら鍋
・いかなごの煮つけ

29.奈良県

・柿の葉すし
・茶めし
・のっぺい(里芋や大根、こんにゃく等の具だくさんな煮物。精進料理で里芋の煮くずれによりとろみがつく。)


30.和歌山県

・茶がゆ焼き
・すすめずし(小鯛の尾をつけたまま酢でしめて握った形が、雀のようにふくらんで見えるため名付けられた。)
・めはりずし

中国地方

中国地方(鳥取、島根、岡山、広島、山口)の郷土料理です。
31.鳥取県
・甲羅のみそ焼き
・かにちり
・かにちらしずし

32.島根県

・めのはずし(この地方では、板わかめのことを「めのは」と呼び、このパリパリのわかめをもんで、焼き魚の身をほぐしたものと一緒にすし飯に混ぜたものをいう。)
・のっぺい汁
・スズキの奉書焼き
・白魚料理
・鯛めし
・割子そば

33.岡山県
・ままかりずし(ニシン科の魚「サッパ」を開いて酢漬けて握り寿司にしたもの。岡山では「サッパ」は「ママカリ」と呼ばれていたそう。)
・鯛めし
・祭ずし

34.広島県
・かきめし
・かき料理
・煮ごめ(小豆の入った野菜の煮もの。)
・あなごめし

35.山口県
・たこの酢みそ和え
・いとこ煮
・ばしょうずし
・けんちょ(野菜“大根、人参”と豆腐を油でいためて醤油とみりんで味付けしたもの)

四国地方

四国地方(徳島、香川、愛媛、高知)の郷土料理です。
36.徳島県
・鮎ずし
・わかめ汁
・でこまわし(基本はサトイモの味噌田楽。ジャガイモやサトイモ、こんにゃく、岩豆腐と呼ばれる硬い豆腐を人形に見立ててくしに刺して、これを炭火の脇で回しながら焼いていく事から名付けられたそう)
・わかめときゅうりのみぞれ酢

37.香川県
・しょうゆ豆(煎ったそら豆を醤油、砂糖等の調味料で一晩漬けこむ)
・打ち込み汁(味噌仕立ての煮込みうどん)
・讃岐うどん

38.愛媛県
・伊予さつま
・ひじきの梅肉煮

39.高知県
・鰹のたたき
・鰹めし
・皿鉢料理(海の幸、山の幸と美味しいものを大皿にたくさん盛り付けて、お客様をもてなす料理の様式のこと。食文化。)

九州地方

九州地方(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)の郷土料理です。
40.福岡県
・白魚料理
・鶏の水炊き
・筑前煮
・おきゅうと(海藻を煮溶かして小判型に固めた海藻加工品)

41.佐賀県

・干だらの卵とじ
・干だらの寄せ

42.長崎県

・卓袱料理(しっぽくりょうり)(中国料理や西欧料理が日本化した大皿に盛られた長崎発祥の宴会料理)
・チャンポン
・皿うどん
・豚大根
・カラスミ

43.熊本県

・からしれんこん
・いきなりだんご(お餅、または小麦粉を蒸した生地に輪切りにしたさつまいもと、小粒あんを包み蒸したもの。昔はさつまいものみ包んでいたものが、今は餡も包むようになったとのこと。お客様がいきなりきてもつくれると言う意味とさつまいもを切っていきなり包むという簡単にできる意味がこめられているそうです。郷土菓子。)
・ひともじのぐるぐる(ひともじ=ネギの一種で、さっとゆでてさましたものを白根を軸にまきつける。酢味噌をつけていただく。)
・干し竹の子の煮もの
・ふだん草の芋みそ和え
・せんだご汁


44.大分県

・うずみみそ(ひめいち“ヒメジ”という白身魚の身を入れた焼き味噌のこと)
・ちぎり

45.宮崎県

・椎茸めし(鶏ガラスープで炊きあけたご飯に肉厚の椎茸煮、鶏そぼろ、錦糸卵をのせたごはん)
・甘鯛といかの酒蒸し
・冷や汁(魚のすり身にあぶった味噌、すりごまなどをあわけたものをだし汁でのばし、豆腐やきゅうり、しそ、みょうが等の薬味を加え、冷えた麦飯にかけていただく)
・湯なます

46.鹿児島県

・酒ずし(地酒をまぶしたご飯に海の幸、山の幸、季節の食材をちらし半日ほどおいて作る具だくさんの押し寿司のような料理)
・とんこつ(豚の骨付きあばら肉をやいて芋焼酎でいりつけて、こんにゃくや大根などの野菜と一緒にみそと黒砂糖で煮込む)
・つけ揚げ(他県では、“さつまあげ”“てんぷら”“あげかまぼこ”といわれる。魚のすり身にトーフや地酒をまぜ油であげる。砂糖を入れて甘口に仕上げるのも特徴)
・さつま汁(鶏肉を使った具だくさんなみそ汁)
・きびなご料理(キビナゴ=ニシン科の魚で体調は10cm程)

47.沖縄県

・ジューシー(豚肉やひじきや野菜を具とし、豚肉のゆで汁と昆布出汁で炊き込んだ沖縄風炊き込みご飯。昔から冠婚葬祭の席などでふるまわれていたそうです)
・セーファン(琉球王朝時代の宮殿料理。生姜の風味がほのかにする上品な味の菜飯は豪華な宮廷料理の最後に食されていたそうです)